米津玄師の大人気曲である『メトロノーム』。
メトロノームのように一定のテンポで
まったりとした柔らかいメロディが心地良いですよね!
でも、その柔らかいイメージとは裏腹に歌詞はとても切ない・・・
そんな米津玄師の『メトロノーム』の歌詞の意味について調べてみました!
Contents
米津玄師の曲タイトルの『メトロノーム』ってそもそも何?
米津玄師の人気曲の曲名になっている「メトロノーム」ってそもそも何?
と思う方も多いかと思います。
楽器を弾いたことがある方なら分かるかと思いますが、
メトロノームはカチカチと音がなり、
振子振動によって楽曲の速度を測る機械です。
デジタル版もありますが、
米津玄師の『メトロノーム』では
アナログ版のメトロノームを想像していただけると
歌詞の意味がイメージしやすいかと思います!
米津玄師『メトロノーム』の歌詞は男性目線の失恋ソング!
米津玄師の『メトロノーム』という曲の歌詞の中に何度も出てくる「僕」、
この「僕」が『メトロノーム』の主人公です〜!
別れてしまったけれど、相手のことをまだ愛している。
そんな「僕」の切ない気持ちを歌った失恋ソングになっているんですよ〜!
米津玄師さんは切ない歌詞を書かせたら世界一だと思います・・・。
では歌詞についてさらに深く見ていきましょう。
メトロノームと米津玄師が書いた歌詞との関連は?
米津玄師『メトロノーム』の歌詞中に出てくる
「すれ違い」「はぐれていく」
という表現にもあるように、
2台のアナログのメトロノームを同じテンポに設定して
同時に振子をスタートさせても、
実はいつしか少しずつズレていってしまうんです。
このメトロノームの現象を「僕」がした恋愛に見立てているのでしょう。
テンポも一定な曲調になっており、
メトロノームと切ない失恋の歌詞との繋がりもあり・・・
まさにピッタリなタイトルで感動してしまいました(笑)
米津玄師『メトロノーム』Aメロの歌詞解説!
まずは、米津玄師の人気曲『メトロノーム』の
Aメロの歌詞から見ていきましょう。
Aメロは、ざっくり一言でまとめると
「別れてすぐの僕の気持ち」ですね。
“初めから僕ら出会うと決まってたならばどうだろうな
そしたらこんな日がくることも同じように決まっていたのかな ”
別れることになるのなら、最初から出会いたくなかった・・・。
恋愛をしたことがある方なら、
きっと一度は経験したことのある気持ちでしょう。
「僕」も、そう思ったんでしょうね。
“ ずっと叶わない思いばかり募らせては
互いに傷つけ合って責め立て合った
ただ想ってただなんて言い訳もできずに
去り行く裾さえ掴めないでいた
弱かった僕だ ”
この部分からは、彼女とうまくいかなかった時の様子が伝わってきますね。
付き合っていた時のケンカから関係にヒビが入っていき
どんどん溝が大きくなり、別れる頃には言い訳もできず
引き止められない程にまで、
すれ違いが起きてしまったことが感じ取れます。
何を言っても、時すでに遅しという状況だったのでしょう。
“弱かった僕だ ”という部分からは、
「僕」が自分への自信を無くしてしまっている
と推測しました。
彼女をもう一度振り向かせる自信が、無くなっていたのでしょう。
米津玄師 『メトロノーム』サビの歌詞解説!
続いて、米津玄師『メトロノーム』の
サビの歌詞を見ていきましょう。
“今日がどんな日でも何をしていようとも
僕はあなたを探してしまうだろう
伝えたい思いが募っていくまま
一つも減らない僕を
笑い飛ばしてほしいんだ ”
彼女のことを忘れられない僕の心情が、
とても伝わってきますよね。
“笑い飛ばしてほしいんだ ”という部分から、
彼女は「僕」になにか落ち込むことがあっても、
笑い飛ばしてくれるような明るい人だったのだろうと推測できます。
それと同時に、別れたのに引きずってしまっている
「僕」自身への情けなさも感じ取れます。
米津玄師『メトロノーム』Bメロの歌詞解説!
では続いて米津玄師『メトロノーム』Bメロの歌詞を見ていきます!
“味気ない風景だ
あなたがいないのならどんな場所だろうと
出会う前に戻っただけなのにどうしてだろう何かが違うんだ ”
この部分からは、別れてからの
「僕」の寂しい日々が伺えますね。
出会う前の生活に戻っただけなのに、寂しい・・・
彼女と出会って幸せな日々が
彼女と別れたことで急に元の生活に戻り、
今まで普通だった生活も心にぽっかりと
穴が空いたような気持ちなのでしょう。
何かが違うのは彼女がいないことですね。
「僕」の中で彼女の存在が大きかったのでしょう。
“きっと僕らはふたつ並んだメトロノームみたいに
刻んでいた互いのテンポは 同じでいたのに
いつしか少しずつ ズレ始めていた
時間が経つほど離れていくのを
止められなくて ”
ここでタイトルの『メトロノーム』が出てきます!
ふたつのメトロノームは、「僕」と「彼女」。
同じテンポでスタートしても、
だんだんとズレていってしまうメトロノームを
「僕」と彼女の気持ちのすれ違いにたとえているのです。
さすが米津さん・・・切ない。
普通の人では思いつかないような
素敵なたとえに、管理人ひたすら感動です(笑)
“これから僕たちはどこへ行くのかな
全て忘れて生きていけるのかな
あなたが今どんなに 幸せでも
忘れないで欲しいんだ
僕の中にはいつも”
この部分には、これからの彼女への気持ちが書かれています。
Aメロからずっと「僕」は、
彼女を忘れられない、今でも愛していると言っていました。
でも、彼女はどうなんだろう?
という「僕」の気持ちが感じられます。
失恋をして、未練があったら相手は
どう思っているのかな?どうしてるのかな?
と気になってしまったりするものです(笑)
私も思ったことがありますよ〜。
きっと「僕」も、そのような気持ちなのでしょう。
最後の“僕の中にはいつも ”というフレーズには、
続きの言葉があるように私は感じました。
僕の中にはいつもあなたがいるということを言いたかったけど、
自分に自信を無くしてしまっているので
言えなかったように思えます。
それでも自分は今も、付き合っていた頃と同じように
今でも愛している、という「僕」の一途さが伝わってきますね!
米津玄師『メトロノーム』Cメロの歌詞解説!
最後に、米津玄師『メトロノーム』
Cメロの歌詞を見ていきます。
“すれ違って背中合わせに歩いていく
次第に見えなくなっていく
これからも同じテンポで生き続けたら
地球の裏側でいつか
また出会えるかな ”
それぞれ別の道を歩き始めた「僕」と彼女の様子が分かります。
ふたつのメトロノームのように、
どんどん離れていってしまうけど
このまま同じテンポで進んでいたら、
もしかしたら…いつか同じになるかもしれない
という希望や願望が感じられます。
「僕」は、自信も無くして悲しみのドン底で
気持ちの整理がつかない状態なのだと思います。
それを精一杯、整理しようとしているのでしょう。
“地球の裏側で ”という表現は、
あまり現実味が感じられないですよね。
叶わないことだろうと「僕」は分かっている。
だけど、もしかしたら!というキセキを信じたい
という気持ちなのかなと思いました。
『メトロノーム』は、まったりとした柔らかいメロディですが
歌詞をよく聴いてみると、主人公「僕」の
未練や一途さが伝わり、とても切なくなります。
『メトロノーム』の歌詞のような別れ方をしてしまった人や
『メトロノーム』の主人公「僕」のように忘れられない人がいるという方、
失恋してしまった人…
そんな方々にはぜひ一度米津玄師の『メトロノーム』を聴いてもらいたいですね!
まとめ
- 米津玄師『メトロノーム』は、男性目線の切ない失恋ソング
- 『メトロノーム』は、ふたつの並べたメトロノームをすれ違う男女にたとえている
以上でした〜!!
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